株式会社アテナ(以下、アテナ)は、繁閑差の大きい個人情報等の入力業務を、入力スキルが不要なG-5Webを導入し実現させました。
アテナの業態
アテナは、DM発送、通販事務局、キャンペーンサポート事務局等、様々な業務を代行しています。単なる代行にとどまらず、顧客企業の業務課題を解決するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)も提供している点に特徴があります。
G-5Web導入の経緯と選定の理由等について詳しくお話を伺いました。
G-5Webの活用状況
– G-5Webはどのような業務で利用されていますか。
マイナンバー等の個人情報の入力業務に、2025年4月から利用しています。
契約ライセンス数は10で、担当者には専用ブースでG-5Webを使って入力してもらっています。
G-5Web導入の経緯
- 導入の経緯について教えてください。
受託したマイナンバー等の入力業務は、繁忙期と閑散期とでは負荷が大きく変動することが予想され、派遣社員やパート社員で対応するつもりでした。
また、扱う情報の性質上、専用ブースで作業する必要がありました。新規の受託業務は従来の入力業務と状況が異なるため、変化に対応できるエントリーシステムの導入を検討しました。
エントリーシステムの選定要件
– どのような条件で比較検討されましたか。
以下の4つの条件で複数の製品を検討しました。
1.短期間での導入が可能なこと
入力業務は2024年夏にエンドユーザーと契約し、2025年4月には開始予定でした。
入力開始までの期間が短く、業務プロセスの設計、構築に充てる時間を考慮するとエントリーシステムの構築にはあまり時間をかけることができませんでした。そのため、短期間で導入できるパッケージシステムであることは必須でした。
2.入力帳票のエントリー画面を作成してもらえること
1の条件と関連しますが、受託業務に対応する仕組みづくりに必要な作業量は膨大で、エントリーシステムの導入に人員を割く余裕はありませんでした。そのため、環境構築だけでなく稼働までにエントリー画面の作成をする等、すぐに入力に取り掛かるための準備を整えてもらえることも条件にしました。
3.誰が入力しても精度が担保できること
前述の様に、繁閑の差が予想され入力作業を派遣社員やパートに任せるつもりでした。専用機での入力は負担になってしまうため、誰でも入力ができ、その一方で入力精度が担保できるエントリーシステムであることが必要でした。
4.入力端末の増減が容易にできること
これも受託業務の繁閑差から生じる条件ですが、業務量に応じて入力端末の台数を柔軟に変更する必要があり、それに容易に対応できるシステムにしたいと考えていました。これらの要件を踏まえて、G-5Webを検討しました。
G-5Webについてはデモを実施してもらい、機能面だけでなく、操作感から画面遷移、コンペアの際の制御等、入力から納品に至るまでの一連の流れを確認し、最終的に採用を決定しました。
- G-5Webのどのような点を評価いただいたのでしょうか。
直感的に操作ができるため誰でも入力作業ができ、ダブルエントリー方式で自動コンペア機能がついており入力精度が担保できる点を評価しました。
また、ブラウザがあればライセンスの使用数が増減できるため、繁閑の対応をしつつコストを抑えられる点も優れていました。
G-5Webの導入効果
- G-5Webを導入いただいた効果について教えてください。
入力業務に慣れていない派遣社員やパート社員でも、戸惑うことなくスムーズに入力できています。また、精度も問題なく、満足しています。
- CDSテクノロジーのサポートはいかがでしたか。
G-5Webの導入にあたってCDSテクノロジーには、①Web環境の構築、②エントリー画面の作成、③製品の講習をお願いしました。
まず、環境構築については、他のシステムとの連携を短期間で図る必要があり一筋縄ではいきませんでしたが、問題が発生したらその都度、レスポンスよく対応してくれました。また、他のシステムとの兼ね合いで直前に変更となった箇所もありましたが、スムーズに調整してもらえました。入力画面についてもアテナの要望を反映させつつ、スケジュール通りに作成が終わっています。CDSテクノロジーのサポートにより、当初の予定通りに稼働できました。
講習では、入力から納品までの流れについて説明を受けました。
質問にも丁寧に答えてもらえたので、管理のポイント、注意点などを事前に把握することができ、稼働後の管理業務もスムーズに進められています。
今後のCDSテクノロジーへの期待
- CDSテクノロジーにどのようなことを期待されますか。
G-5Webは操作感もよく、コンペア入力も入力精度の点で貢献しています。
CDSテクノロジーには、進捗管理をバッチ単位以下でも行えるようにするなど、
G-5Webをより使い勝手のよい製品に進化させてもらえること期待しています。
今後ともよろしくお願いいたします。
– お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。